ご挨拶　
ご縁の深まる場を紡ぐ

滝川は創業以来変わらず横浜駅のほど近く、
宿場町でありました神奈川宿の地域の中の、静かな環境にございます。

創業者関キタは人を大事にし、また人のご縁に生かされた人でした。
お客様に喜んで頂きたい、そのおもてなしの心は創業者から
脈々と受け継がれ、今日に至っております。

皆様が楽しい時を過ごされ、また心の通い合う場となりますように、
四季を活かしたお料理、また日本文化のお部屋としつらいをご用意して、
お待ち申し上げております。

女将　関 類三子

滝川について

料亭滝川は昭和22年に横浜の地で創業致しました。
「滝川」という名前は、創業者の出身地が北海道の滝川市であることに
由来しております。

戦後の横浜の変化・発展と共に、私共も今日まで継続して参ることが
できました。
高度経済成長期またその後の時期には、政治・行政や経済界の方々から
会合・接待の場としてご愛顧頂いて参りました。
そして、家族の慶事や両家顔合わせ、同窓会・ランチ会等のご利用も
多く頂くようになり、今日に至っております。

滝川がございます地域は昭和の時期、料亭が何店もある料亭街でしたが、
時代と共に地域の状況も変わってまいりました。
そうした変化の中でも地域の歴史を大事にしながら、伝統を受け継ぎつつ革新を続けて参りたいと存じます。

滝川と旧東海道・神奈川宿

滝川の面する東西の道は、旧東海道。
この地域は昔、神奈川宿と呼ばれた宿場町でした。
東海道五十三次の中の三番目の宿場にあたります。

神奈川宿は茶屋が軒を並べ、海を見下ろす眺望の地でありました。
その昔、横浜駅のエリアはまだ海であった時代です。
弥次さん喜多さんで有名な十返舎一九の「東海道中膝栗毛」や、
歌川広重の浮世絵でも紹介された名所でございます。

歴史を今に残すこの地で、日本文化を継承する店舗を続けていく意味を
感じながら、日々お客様をお迎えしております。
その歴史や文化も含めて、お楽しみ頂ければ幸いです。